お嬢様の悩み




「華音…。ごめん…」

「どうして謝るの?意味わかんない」

「違うんだよ!お前が勘違いしてるんだって!」

「勘違いって…。カレンさんに好きって言ってたでしょ」

「違うんだって!俺の話も聞けよ!」



翔太が冷静じゃなくなった。


なにも言えなくなって泣けてきた。



「カレンとは何もない。ほんとうに」

「………嘘」

「ほんとだ!キッパリ振ってきた。
俺には華音が居るんだって。
どんな会話聞いたか知らねぇけど、
好きって言ったのは華音が好きって話だ。
カレンにお前のこと好きか聞かれて好きだって
言ったらお前の走っていく姿が見えて…」



翔太は必死になってあたしを探したらしい。


雨が降る中居場所もわからないあたしを。


カレンさんはあたしのことをひどく言ってきたらしい。


遊ばれてるだとか、なんだとか。


翔太は全て話してくれた。