お嬢様の悩み





公園の時計が鳴った。


夕方の5時の合図。


どのくらいここに居たのだろうか。


なにもわからない。


ここがどこかも帰り方も、翔太の気持ちも。


誰かに助けてほしいのに誰も呼べない。


惨め。


これが今のあたしにはお似合いなんだね。


子供たちがみんな帰っていく。


外灯がつき始めた。