お嬢様の悩み





あたしはわからない道を歩いた。


辺りはもう真っ暗になった。


明かりは街灯の電気だけで他はない。


海の近くだから少し冷えてきた。



「胡桃……」



思わず口にしたのは胡桃の名前。


本当は翔太に来てほしいのに……。


誰もいないのに強がるあたし。


そりゃみんなの前でも素直になれないや。