「あっあの…サイン下さい!」 「え?サインってあたしの!?」 「はいっ!!」 その子達はペンと紙を渡した。 あたしのサインなんか貰って何になるの? こんな事思いながらもサインをした。 「……これでいいの?」 「はいっ!ありがとうございます」 「あっ……うん。」 ニコニコしながら帰って行く二人。 ……にしてもなんで? あたしなんかのサイン、なんの価値にもならないのに。 「……まぁ、いいや」