「クラスの男子とは仲良しよ」 「さようでございますか。安心です」 「どう言う意味よー」 「旦那様から、お嬢様は学校に馴染めているのかとキツく問われまして。お嬢様はあまり学校の話をしませんから」 「もう、パパったら…」 なんだ、そんな事か。 心の中でそう言った。 心配して損したわ。 でも確かに学校の話しないわね。 「今後パパに言われても言い返せる様に話してあげる」 「ありがたき幸せです」 宮本には授業中の胡桃の話やお昼休みの話をした。 宮本はいつになく笑顔だった。