お嬢様の悩み





そんな姿を見ていたら、あたしまで泣きそうになって…。


そうだよね…。


いくら自分に好きな気持ちがあっても、相手に好きな気持ちがなかったら悲しいよね。


あたしはそんな想いしたことないからわかんないよ。



「でもね…なんでかな」

「ん?」


「あたしが眠ってる間に夢を見たの。みやびを見たときの続きみたいな夢を…。また倒れそうになって、叫んだの"力弥!"って」


「うん」

「あたし気づいたの。今一番側に居て欲しい人に」

「そっか。よかったね胡桃」



いつしか胡桃は笑顔になっていた。


きっかけが出来てよかった。