お嬢様の悩み






「♪夢のその先に何が待ってるの」



知らない間に口ずさむ歌。


歌いながら見上げた空。


いつもキレイな空なのに今日は違う。


空は晴れているのに心は曇り。


「宮本のバカ〜」



空に向かって大声で叫んだ。


気持ちは晴れる事はない。



「ぷはっ…!」


そんな事を思っていると後ろから笑い声がした。


勢いよく振り返るとそこには男が一人たっていた。