運命の、その場所で



終礼も終わって、私は掃除当番だから掃除をしてミナより少し遅れて図書室に行った。


「ごめんね~。」
謝りながら、鞄を隣の椅子に置いて座る。

「ううん…大丈夫。」

「あ、ありがとう。」


変な空気が二人の中を駆けめぐってて…
自分から誘っておいて何から話すべきなのかって
いろいろ考えてると、

ミナは本題から話しを始めた。



「ナチと私は付き合ってた。」




あまりにも唐突で…


でもそれは分かってたのに…



なんか…胸が痛むってこういうコトなんだ。


って、そんな気した。




「そ、そっか。」

「うん。」

そしてまた空白が私達の間に流れる…