お弁当を持ったまま、ダレもいない屋上へと向かう。
なんか泣きそうで…誰かに見られたらって思うとダレもいない場所を必死に探してた。
―キィー
少しさび付いた扉の音が、切なく思えた。
何が…あったのかな?
あの2人の間に。
フェンスの前に立って無理矢理笑ってみる。
「ハ…ハハハ…。」
自分でも驚くくらい、変な顔だな~きっと。
お弁当…食べるほど食欲ないな~。
冬を迎えた風は、私の髪をすり抜けていく。
「寒っ。」
ミナとこんな関係になった事なんてなかった。
よく考えたら出会ってから喧嘩なんかしたことなかったっけ?
なんで…こんなカタチになったのかな?

