「ねぇ?そこまでして、ナチに関わりたいの?」 「え?」 我に戻った。 そうだ、別にあんなヤツ… 「違う。ごめん…トイレ行ってくる。」 私はミナから逃げるように教室を出てトイレへ向かう。 廊下には、いろんな人が笑い合ってて毎日が楽しそう。 目が輝いてるって言うか…なんていうか… あーいう人の目をして毎日を送っていくのが平凡って言うんじゃないの? って…心の中で思ってた。 ガラスに映った自分の目… 全然…あの人達とは違う。 彼の目は……… ハっと足を止めた。