運命の、その場所で



ママは驚いた顔で私を睨んできた。

でも、もーそんなのどうだっていい。



死んだ人って?

かまってられない?



「だったら、私も死ぬ。」




引き止めてくれるんだと思った。


少しは考え直してくれるんだと期待した…



だって、だってママは私のママでしょ?



「じゃー、死になさいよ。あの人に似てるアンタなんか、死んでもかまわないわ。」




絶望を感じた…



冷めた目・・・


ほのかに、ママの香水じゃない香りがママからする。




「さっさと消えなさいよ。
お兄ちゃんもいないんだし・・・
邪魔ものは、アンタだけよ?」





空から、ナイフが落ちてくるような感覚に襲われた




ワタシハ、モウ イラナイ?