運命の、その場所で


お昼前になって、私たちは学校に行くことにした。

もうすぐテストだから、サボってるわけにはいかないのだ…。


教室に入ると、ミナが心配してくれた


「どうしたの?ユキが遅刻だなんて珍しい~」

「ハハハ、たまには遅刻もいいね!」

「何言ってんの!大丈夫?目腫れてるよ?」

ミナはそう言うことは気づくのが早い。


「ねぇ?恋ってどんな感じ??」


突然の質問にミナは戸惑ってるみたい…


「え?…いきなりだな…えーっと、んー…」


ずっと謎だった。


ナチといるとたまにわけわかんない感情があふれ出すこと…


「ねー、ミナいっぱい恋してるでしょ?」

「んーそうだけど…。」


ミナは恋多き女。

そして、モテる!



反対に私は、恋少なき女

というより、まだ初恋もしたことがない。

お兄ちゃんは好きだったけど…
アレはただ優しかっただけだし…