運命の、その場所で


ナチ何してるのかな?

メールすぐ帰ってくるかな?


何故かどきどきしながらナチのメールを待っていた。








「ごちそうさま。」

食べ終わった食器の横に、受信されてこない携帯…

「お風呂、先に入っちゃて~。」

「うーん。」


食べ終えた食器を片付けながら、ママはそう言ってせっせと流し台の方へ行ってしまった。



メール…お風呂上がったら来るかな?



そう信じて、お風呂に入ることにした。


っていっても、着信が着たらすぐに読みたい気持ちがいっぱいで

今までできっと最短記録だろう時間でお風呂を出た。




―カチ


でも、メールは来ていなかった。