運命の、その場所で




「ううん。最近変えたんだ…
前の予備校のヤツと喧嘩したから。」


「へぇ~そっか。」



横には、さっき木の下にいたナチとケシゴムの男が喋ってる。


私はこの状況がわかんなくて混乱しそうになっていた。



「ナチはなんでここにいるの?」

「え?…ちょ、ちょっとな…」



眼鏡男は、なんか見透かした顔して私の事を見てる…




「ナ、ナチ!この人だれ?」

なんか怖くなって、ナチの片腕を引っ張って隠れる感じで聞いた。



「え?あ~、友達!」



友達…か~。


なんか変に安心しながら、ナチの腕を離した。


すると、ケシゴム男はニヤっと笑って言い出した。


「この子か?ナチの…フガッ。」