運命の、その場所で



頭の中は、なぜかナチでいっぱいだった。


先生の声なんて…聞こえないよ~。


動かないシャーペン…


全然、集中できないよ…





「ぉい…」






隣から聞こえた声に、私は我を戻した。





「おい…消しゴム貸して。」