運命の、その場所で



「どうせ、甘いんだろ?」

「・・・キライ?」

「男はブラックで十分だ!」


なんでミスドに行くのにコーヒーの話ししてんの?



私は苦笑いを浮かべながら、ミスドへと向かった。





ミスドの入って、ナチは結局カフェオレを頼んでた。
私は新商品のドーナツと、ナチと一緒のカフェオレを頼んだ。


イスに座って、部屋の暖かさを満喫する。


「暖かいな~。ヤバイ…天国じゃね?」

クスクスと笑って、私の持っていたカイロを奪った。


「あ、返して!」

急いで取り上げようとしたけど、高く上げられたナチの手からは奪えなかった。


「…全然暖かくないじゃん…これ。」

「もう効き目なくなったの!いいから、返して!」

ナチの方へ手を伸ばすと、なぜかナチは私の手を握った。