運命の、その場所で



その言葉ばっかりが心のなかで響いてた。



カツカツ…


外では足音がしてて、
誰か入ってきたのかもと思って物音を立てないようにしてたのに




吐き気はまた私を襲った。





必死にトイレの水を流して音をかき消した。


「ゥ゛……ウ…。」





コンコン―




「新垣?どうしたの?」


ナチだ…。


「ど、どうも…」

また襲ってくる吐き気…


「ウ゛…」