運命の、その場所で





家に帰って、お父さんにも怒られて…
でもそんなこともぅ、どうでもよかった。




どんなに怒られたって、
自分が悪いし…

お腹の赤ちゃんが消えるわけじゃない…。



目の前の出来事が、まるで漫画のように流れて…
自分のことのように思えなかった。



ハッピーエンドで終わる漫画なら…
このまま読み続けたいなって…

観客的に思ってた。



部屋に戻って、ずっとポケットで震え続けてた携帯をみたらナチから何通ものメールと、電話が入ってた。


そのメールを見て、初めてこれは漫画じゃないって分かった…


『今日学校休みだったけど、大丈夫か?』

『明日、漢字テストだって~。』

『おーい?』

『寝てるのか?』

『オーーーーイ?』