知ってるから

靴箱まで 来ると
「誰? あいつ…あんまり男と帰んな…何かあったら 遅いし…」
心配してくれたんだ
だから 一緒に帰るなんて嘘ついて たっちゃんからはなしたんだ…
「大丈夫!たっちゃん そんな人じゃないし!
心配してくれて 有難う!じゃあねっ!」
「おい…」
何だろうと振り向いた
「家まで 送るから…」
「いいよ そんな迷惑だし ムリに言ってるってまるわかりだよ(笑) 私が誘った時すごく 嫌な顔してたし」