「俺、可奈を不安にさせてるなんて思ってなくて。直接の方が絶対嬉しいんだろうなって思ったんだけど、やっぱ言えなくて……可奈?」 「ううん、嬉しい!私も……好きだよ」 涙声で、そう答えた。 やっぱり、智樹の言葉ってすごい。 不安なんて、一瞬で吹き飛んじゃうんだ。 他愛もない話を少しした後、幸せな気持ちで眠りについた。