「絵を描く仕事をしてるんだ」

「そうなんだぁ」

あたしはまだ感心が冷めず、たくさんの絵から目を離せずにいると

後ろの方から、恵都の小さなため息が聞こえた。

人の家に上がり込んで、いきなりあちこち眺め回すのは良くなかったかなと

あたしが慌てて謝ろうとすると