大好きなキミへ。

(一葉と二葉ごめんね。怒るかな…)

ガラガラガラ…

「…あれ!瀬戸口さん?」
「岡崎くん。え?練習は?」

「んー…なんか信が横尾と話してて楽しくないから。瀬戸口さんも練習は?」
「あはは…まぁいろいろ」
「サボりじゃん!」

「岡崎くんもね。」

「まぁサボり同士仲良くしような!!」

「…岡崎くんって今村くんのことそんな目で見てるの?」

「そんな目って?………!!いやいやいや見てないよ!?見てない!!おれはちゃんと女を好きになるから!!」
「だ、だよねー。」

ちょっと疑問に思っていたことが解決できた。

「横尾さんと今村くんって仲いいの?」

ついでに聞いてみた。

「あいつらは仲いいよなー。たまにおれ中に入れないときあるからね。付き合っちゃえばいいのにとか思うぐらい」

と言って岡崎くんは笑った。

チクッ…
(やっぱ今村くんのこと好きみたい。ちょっと優しくされたら好きになってしまうって単純かな?)

「今村くんって横尾さんのこと好きなのかな…」

(あっ今声に出ちゃった!?)

「えっなに!?今村のこと好きなの?」

「ち、違うよ!?」

「ふーん…?」

とか言いながら岡崎くんはにやっと笑っている。
「違うからね!!」

「…今村とそんなに話してないもんな?そうだよね!!」

(ズキッ)
岡崎くんって…
まぁ正しい意見かなー…。