大好きなキミへ。

「先輩やっと来たー!また部長とイチャついていたんですか?」

「は?イチャついてない!ってか付き合ってもないし!」

「わかってますっ冗談ですよ!」

「次言ったら許さないからね。」

美優ちゃんは笑いながら、席についた。
私たちはサックスパートで3年は私一人で
2年が美優ちゃんと暗い性格の響子ちゃんで
1年はムードメーカーの杏奈ちゃんと
楽器が上手な亜美ちゃんの5人で練習している。

「先輩!今日はグラウンドに練習しに行きましょう!」

と、杏奈ちゃん。

「えっなんで?」

「いいから行きましょう!!」

「うーん…じゃあ行こっか。」

『やったー!』

杏奈ちゃんと亜美ちゃんは二人でてをとって喜んでいる。

(何を企んでいるんだろう…まぁいっか)