「全く千佳ちゃんは…」

「なに?文句ある?」

「ないけどさっ。もぅ行こっ奈美ちゃん」

「えっ?ちょっと」

美穂ちゃんは私を引っ張って
自分の席に向かった。

席は出席番号順だから
わたしの後ろはちょうど美穂ちゃんだった。