恋する猫は、月の下~母さんの昔話~

けれど、それならいっそ清汰の猫なら良かったのか…と考えれば


それも違う気がしました。

猫には出来ないことがありすぎる。

きっと自分が猫なら清汰のために、もっと何かをしたくて、人間になりたいと願ったかもしれない。

リクは、鏡の中にいる人間らしい自分の姿に、少しほっとしながら


次には深く重い、ため息を吐きました。