「あの、清汰さん。何か辛いことでもあるなら、私に話してくださいね。

私に出来ることがあるなら、なんでもしたいんです」

リクが真剣なまなざしで清汰を見つめると

清汰は、ありがとうとさっきより安らかな微笑みを見せました。

それから

「リクさんは、僕の大好きだった猫によく似ているね」

そう言いました。