眠りにつくのにはそう時間はかからなかった。 ………変な夢を見た…。 ━━━「さぁ早く身を差し出しなさい」 黒い何かが背後から迫ってくる。 あたしはそれを振り払うかのように手を回す。 「いやっ!助けて!だれか!」 「愚かな神姫よ。早く楽になればいいものを。」 その時、黒い何かは消え 仮面を被ったあたしと同い年くらいの男の子が姿を現した。 「神姫。いや、美姫……会いたかった」 彼はあたしの方に近づいてくる。 一歩ずつゆっくりと。 コツコツと靴の音が響く。