モンスター学園 partⅡ




「俺は、リオだ。」




「そう、リオ…ね」





ソファーに座った彼女の前の椅子に腰かけ俺は2人分のマグカップを置いた。




聞きたいことは山ほどある。






「ユキ。お前さ何で俺の名前知ってたの?」




ユキは寝言で俺の名を呼んだ。



そして、目を覚ましてからも俺の顔を見て確かにそう言った。






「それは……」





ユキは一度黙った。




しーんと、静けさだけが残る。