「んー…美味しいなぁ。」


ジュンソンと名乗った男が
何故かうちのリビングで紅茶を飲んでいる。


なんで
こんな展開に?


歳は
少し上くらいかな?

背も高いし、綺麗な顔してる。



「あの…」

「僕、ジュンソンですよォ。」

「難しい…」

「えー!!いい名前なのにっ」


ジュンソンは笑いながらカップをすすった。


「韓国人…なんだよね?」

「はい!!イ・ジュンソンといいます。」


ジュンソンは
音楽番組に出ている韓国人と同じようなイントネーションで話す。



韓国ブームなのは
韓国人の独特な話し方がなんだか愛らしいからかもしれない。


私もなんだかジュンソンをなんだか憎めなかったんだ。