それから数年


アルヴェス帝国では
雨季の雪の降る夜


大きなもみの木に飾りをつけて
その木の下で
大切な人と食事をし
愛を囁き合う


という
習慣が出来たそうだ…




始まりは誰も知らない



だが

民は口をそろえて言う



「コレをすると
幸せになれるんだとさ。

皇帝陛下と皇后陛下のようにな。」




















End.





























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