[短]ソライロ



「…哲輝」

そう私が言うと、
哲輝は幽霊でも見たような顔をしてる



「飛鳥!!」


哲輝はそう言いながら、私に駆け寄った



「大丈夫なん?」

「えっ…」

「飛鳥…」


哲輝は涙を流した…


「ごめん…ごめんって!
泣かんとって?」

「飛鳥のバカ…」


母はそんな私達を見て荷物をまとめた



その様子に気づき私は声をかけた


「お母さん?」