小さいあなたが好き




「達樹…」


「お前このままでいいのかよ?」



あたしは黙って首を振った。



「じゃあ俺が真奈美のこと助けてやる!」



達樹はあたしの手首を掴んだ。



「逃げるぞ」



あたしは席から立ち上がって荷物を持った。


そして急いで学校から出て行った。