小さいあなたが好き




それからあたしは一馬くんと共に行動するようになった。


登下校も休み時間も移動もお昼も


りんりんや友達とだって話さなくなった。


さらに…



「え?メアド変える?」


「うん、僕と家族以外登録しないでね」


「さすがにそれは…」



すると一馬くんはあたしの手首を強く握った。



「変えてね」


「うん…」