あたしの前には達樹がいる。



「真奈美?」



ごめん、達樹…!


あたしは達樹の横を通り過ぎた。



「おい!真奈美」



ほんとにごめん、達樹。


でもこれ以上一馬くんの悲しい顔見たくない。


大切な彼氏だから。