小さいあなたが好き




翌日


体育の時間



「でね昨日からお互い名前で呼び合うことになったんだ」


「へー」



あたしはりんりんにのろけ話を聞かせてた。


りんりんは相変わらず反応薄いけど。



「おーい、真奈美」


「ん?」



声が聞こえた方に向くと達樹がいた。



「バスケやろうぜ」


「いいよ!でもあたしが勝つんだから!」



背が小さい達樹。


バスケはあたしの勝ちに決まってる。



「んじゃスタート!」



ボールは高く上がってあたしは跳んでキャッチした。


そしてドリブルを初めてゴールまで向かう。