「ん、蓮也…っ…寝てないんでしょ?寝なきゃ…」


「昨日、寝たから大丈夫だ」


「だけど仕事で疲れてるのに…」


「心配ない。俺はお前不足でどーにかなっちまいそうだ…」


「…蓮也」


「抱かせろ」



熱のこもった視線で直視されると抗えなくなる。身体の熱は一気に上昇し、視線を反らせない


どうしよう…欲情しちゃう


でも、蓮也の身体の事を思うと寝かせてあげなきゃ…


と、その時


腰へ回された腕で更にぐっと引き寄せ、身体を密着させられ頬へと手を添えられた



「…まぁ、お前が何と言おうと抱くがな。里桜…愛してる」



低く掠れた声で耳元で囁かれると、耳へと軽く唇を落とされ身が震えた。