嘘偽りの愛しい体温-Ⅱ-



「お前が待たねぇなら、仕事が終わり次第お前の部屋へ行く。どっちが良いか選べ」


「こ、此処で待ってるよ」




だって私の家は蓮也の職場からだと少し遠いし、手間掛けさせたくない


って……この結果になる事わかってて言ってるよね絶対。だって蓮也、今鼻で笑ったもの


やはりなって顔してるもの


掌で転がされてて悔しい。いつもこんななんだから




「行って来るな。誰か来ても開けるなよ?いいな?」


「もう!私は子供じゃないんだから、ちゃんとわかってるよー」


「そうか。じゃあな」


「いってらっしゃい」




蓮也は私の額へ口付けを落とし、玄関を後にした。