「…まさか」


「…陣痛じゃないかな」


「病院行くか」


「まだ大丈夫。陣痛の間隔測らなきゃいけないし、そんなに痛みはないから」


「そうか?」



時計を見ると、陣痛らしき間隔は八分くらいで、お腹の張りは強くなり徐々に痛みに襲われる



「…蓮也、痛いかもしれない」


「もう病院行くぞ」



蓮也は直ぐ様、病院に連絡をすると用意していたボストンバッグを手に私の腰に腕を回し玄関へと向かう。