嘘偽りの愛しい体温-Ⅱ-



蓮也はやっぱり優しい。私、どうしてあんなに不安になっていたんだろう


不安になんてなる必要なかったのね


蓮也の作ってくれた炒飯とスープを口にすると、胸にじーんと沁みる


とっても美味しいし、何より私の為に作ってくれた事が嬉しくて涙が出そうになるのをぐっと堪える



「食ったら出掛けるか」


「え、出掛けるの?」


「嫌か?」


「嫌じゃない。行きたい。久し振りのデートね」


「そうだな。今から行ける所となると選択肢は少ないがな」


「それでもいい。蓮也と出掛けられるなら、何処でもいい」



久し振りだから凄く嬉しい。