「私、お父さんにもお母さんにも蓮也が旦那様になるって事、胸張って言えるし、友達にだって自慢出来る」


「…お前なぁ……何可愛い事言ってやがる。襲われたいのか?」


「なっ、ち、違うよっ。本当に思う事を言っただけ」


「ふ、それは俺も同じだ。お前は俺の自慢の女…嫌、嫁だな」


「…蓮也」


「お前はずっと俺の傍にいれば良い。俺がお前やこれから増える家族を守る。お前を守って良いのは、俺だけだ」



蓮也はその骨張った大きな手で頭を撫でながら優しく微笑んでくれた。