「早く行って来い」 「…う、うん」 あくまで待ってるつもりなんだ やっぱり私の考えは的中した。どうしようー。待たれても困るんだけどな… 取り合えず私は立ち上がると寝室を後にし、廊下にあるトイレでは無くリビングへと入った どうしよう…困ったな… そう言う事したくない訳じゃなくて、今日は彼女らしい事がしたいだけなんだ 「…お前、良い根性してるな」 「ひゃあ!?」 背後からドスの効いた低い声が聞こえた瞬間、身震いした。