そして先生は通知表を教卓に出した。
「あたしなんか、オール3とか平凡なのかなぁ...」

溜息をつくと、もう先生は配っていた。

「川岸!」
「は、はい!」

渡されると同時に先生に、「次は頑張ろうな」と声を掛けられた。
...もう先が読める。

開くと、2,3,4,5と数字があった。

「なんじゃこりゃ....」
1がないだけマシなのかも。

そういえば、雄夜は?

「雄夜かっこいー!」「さすが彼女だけいるだけあって頭も天才!」

...ちゃかされてる雄夜。