蕩けるほど、情熱的なキスを
くれる男。

貴方は、私が愛する男。

私は、ソラという青く透き通っ
た大空に浮かぶ、小さな小さな
蝶蝶。

到底、天空には届かなくて底面
をユラユラ、漂う。

大きな絶対的存在、である貴方
の手の中で私は守られている。

貴方の、あの部屋に新しく飾ら
れた写真は復活コンサートでの
写真。

あなたは、遠く

私は、ずっと

あなたに、恋焦がれる。

「ソラ、もしかして
 彼に妬きもちぃ?」

「じゃねえよ」

そう言って、貴方は私をギュッ
と強く抱きしめた。