深夜2時頃、ゆらをお迎えに
行った私達は結局、そのまま
かっちゃんとお姉ちゃん宅に
お泊まり。

ソラは朝方までかっちゃんと
お酒を飲んでた。

ここは、お姉ちゃん宅の
客間・・・

室内の隅に置かれた旅行鞄に
目をやったソラは、衣類が
はみ出す程詰まってる様子
に微笑む。

「ひわ、どれだけここんちに
 お世話になるつもり
 だったんだ?」

「ああ、それは・・・」

私達は、畳に敷かれた二組の
布団に三人でくっ付いて眠った

ゆらにソラ、そして、私。

ソラを、真ん中に眠る。

眠る・・・

翌日、地方の出張から戻った
真澄は言うまでもなく新幹線
を下りて、その足で我が家に
訪れた。

玄関先、出迎える私を見つめる
真澄は心配な表情を浮かべてる

「ヒワ、おいっ、大丈夫か?」