白緑蝶"ever since【続】

近隣に立ち並ぶお家の電気が
ひとつ、ふたつと消えていく中

たった一軒だけ明かりが灯る。

そう、あれに見ゆるは鍵谷さん
のお家・・・愛の巣。

玄関のドアの向こう側では今夜
も、天使の涙がお出迎えをして
くれる。

そのお花は、こちらのお家の
ご主人様が大層、お気に入り。

愛しの君を

その花に準(なぞら)え

愛でるように

慈しむように

それに、触れる。

触れる

触れる・・・

『今夜は、喧嘩してもいい
 二人っきりで過ごしなさい』

喧嘩してる時間

もったいないよ。

二人きりのこの時・・・