白緑蝶"ever since【続】

しーん

何も聞こえない。

トントン

「はい」

ドアを開くと姉が立っていて
空の姿はどこにもない。

「ひわ、本当にいいの?

 ソラさん
 帰っちゃったわよ」

「うん、いいの」

「いいって、今日は
 あなたの・・・」

「いいの
 ソラは覚えてないよ」

「覚えてるわよ」

「えっ?」

その時、窓を打ち付ける
音が聞こえた。

トン

トントン

トントントン

小石を、窓にあてての合図。

私は、窓を開けて言うの。