白緑蝶"ever since【続】

「うわっ」

「わっ」

しおりを追う僕とペットボトル
の蓋を閉める空がぶつかる。

空は床に尻もちをつき、僕は
その上に倒れた。

床には、空が落とした
ペットボトル。

「痛っ
 
 おまえ何してんの?」

「ごめん・・・」

土の香りがする。

僕は、本を床に置くと空の体
の近くに落ちているしおりを
取ろうと手を伸ばす。

近づく、二人の距離。

空の香りが・・・する。

「何?

 何だよ、ああ」

空は、落ちているしおりに
気がついた。

僕は取ろうとしたしおりを取ら
ずに空に覆いかぶさる。