白緑蝶"ever since【続】

瀬名さんが過去に愛した、卯月
さんもまた胸の奥に違う男性へ
の想いが住んでいた。

そう、空への深い愛情が・・・

『それじゃ、ダメなの・・・
 
 そんなこと、駄目だよ

 貴方は、また以前のように
 苦しむことになる
  
 私は、セナさん
 貴方を苦しめたくない』

涙を流し、そう呟く咲に届く声
 
『じゃあ

 彼と同じ分だけの君の愛を
 この僕にくれないか?』

咲は、瀬名に抱きつき頷く。

そして、小さな声で言った。

『ありがとう

 貴方を愛してる』

電話越し、咲の声は震えていた

『ヒワ、私

 結婚、してもいいよね?』

『うん、良いに決まってる』