白緑蝶"ever since【続】

思いもしなかったソラの言葉に
テオさんは絶句してる。

「冗談?じゃねえよ
 
 好きなら、どうぞって
 言ってやってんの」

ソラの真剣な瞳・・・

「ソラ、君は本気みたいだね?
 
 その顔、ユラの愛は揺るぎ
 なく自分のものだと、相当
 自信があるみたいだけど
 
 言っておくけど、この僕に
 墜とせない女はいないよ」

「でしょうねぇ?」

ソラの冷めた声・・・

テオさんも負けじと真剣な顔で
ソラを見つめ返した。

「まあ、ソラ
 
 君も、どうぞと言ってくれ
 ている事だし、ユラは人妻
 だけど、この際、関係ない
 
 ここは、奪ってみますか?」

そう言って、テオさんは究極の
笑みを私にくれた。