白緑蝶"ever since【続】

思いもしなかった

テオさんの言葉・・・

『君にキスしたあの時僕の中
 には確かに君を好きだいう
 感情が生まれた』

驚いて何も言えない、私にソラ
はさらっと問う。

「好きだってさ?」

だってさって言われても・・・

何て答えればいいのぉ?

テオさんの前で困っている私の
肩を抱くのは、ソラ。

「悪いけど、こいつは
 俺のだから

 でも、まあ
 どうしても奪う気なら
 奪えば?」

「ソラッ?」

何、言い出す気なの。

貴方は、いったい何

考えてるの?
 
「ちょっと、ソラ

 もう、冗談はやめなよ
 テオさん驚いてるじゃない」